講座紹介

本講座はこんな方におすすめです!

 デジタルツイン活用のビジネスを進めたいが、発注者のニーズを深く知りたい方 ・実際に何が可能で、 何が難しいのか、率直な意見交換を望む方 ・最新トレンドを業務に反映させ、現場での活用を目指したい方。

本講座のポイント

●全講座を受講することで体系だった知識と実務で役立つ経験を蓄積できるように計画しています。
●ビデオ講座を含みます。(※ビデオ講座は動画配信予定)

講座のレジュメ (予定)※開催時に更新される場合があります

各講座のCPD発行期間は配信予定日から1ヶ月間となります。

主題 内容 開催形式
基礎編 座学 1 デジタルツイン環境の動向 デジタルツインの基礎から国内外の最新動向、具体的なユースケースまでを網羅的に学びます。デジタルツインは、現実空間をサイバー空間上に再現し、リアルタイムのデータ連携を可能にする技術であり、インフラ管理や自動運転、スマートシティなど多様な分野で活用が進んでいます。NEDOの「産業DXのためのデジタルインフラ整備事業」などの最新事例を紹介し、デジタルデータ活用の方向性を探ります。さらに、デジタルツインを支えるIoT、5G、AIなどの技術動向を解説し、今後求められる活用人材の育成を目指します。データ駆動型社会の未来を見据え、実践的な知識を身につける絶好の機会です。 オンデマンド配信

【配信日】
2025年
4月21日(月)
【CPD発行期間】
2025年
4月21日(月)〜
5月21日(水)
2 公共測量と点群データ計測 公共測量における点群データ計測の最新動向を学び、デジタルツインの構築に不可欠なデータ管理の実務的理解を深めます。デジタルツインを構成するデータの種類や更新サイクル、都市計画法などの関連法規、測地系や空間IDとの関係を解説。さらに、i-Construction(i-Con)の規定やBIM/CIMを活用した3次元測量の種類、令和6年度策定の新しい公共測量マニュアル、令和7年の準則改正予定についても紹介します。点群データの蓄積や国の仕組みを理解し、デジタルツイン上でのデータ活用を実践的に学べます。 オンデマンド配信

【配信日】
2025年
5月19日(月)
【CPD発行期間】
2025年
5月19日(月)〜
6月18日(水)
3 デジタルツインの空間表現方法 デジタルツイン上で地物の形状を表現するデータ構造を学びます。3次元モデルや点群データの特徴と課題を整理し、点群データを構造化する「Semantic Point Cloud Data」の概念や自動生成技術を解説します。さらに、データ量の多さや解析の難しさを克服する手法としてボクセルデータを紹介し、活用事例や課題を考察します。最後に、デジタル庁が提唱する「空間ID」のデータ構造や特徴を他の位置参照方式と比較し、新たな空間表現の可能性を探ります。 オンデマンド配信

【配信日】
2025年
6月23日(月)
【CPD発行期間】
2025年
6月23日(月)〜
7月23日(水)
4 デジタルツインを構成する
3次元空間情報基盤
空間IDを活用した3次元時空間情報基盤の概要と特徴を学びます。3次元時空間情報基盤の役割やアーキテクチャを解説し、取り扱うデータ(空間ID、気象データ、人流データ)の理解を深めます。そして、点群データ、3次元モデル、空間IDの各種情報を可視化できるソフトウェア「3D Point Studio」と、LiDAR機能を用いて計測対象の空間IDを取得可能なスマートフォンアプリ「現地調査アプリ」を紹介し、これらのインフラメンテナンスへの利活用の可能性を探ります。 オンデマンド配信

【配信日】
2025年
7月21日(月)
【CPD発行期間】
2025年
7月21日(月)〜
8月20日(水)
実践 5,6 3次元空間情報基盤の
インフラメンテナンスへの活用
3次元空間情報基盤のインフラメンテナンスへの活用を学びます。前半では、道路・橋梁・建物などのインフラ維持管理の現状と課題を整理し、スマート管理の取り組みを紹介。現地調査用アプリを用いたデータ計測や、空間IDを活用したデジタルツインの操作を体験します。後半は、アイデアソンを通じて具体的な活用方法を検討し、資料提出・発表を行います。討議を重ねながら、空間IDの実務適用への理解を深める実践的な講座です。 対面
(アイデアソン)

【配信日】
2025年
大阪1 8月21日(木)
大阪2 8月22日(金)
東京1 8月28日(木)
東京2 8月29日(金)
※PM 14~17時
(終了後、希望者は意見交換)
【CPD発行期間】
2025年
8月21日(木)〜
9月28日(日)
応用編 座学 7 デジタルツイン環境と空間ID デジタルツイン環境と空間IDの前期講座内容をダイジェスト形式でご紹介し、未来の技術を理解するための基礎を築きます。さらに、オンデマンド配信教材の案内もあり、学びを深める絶好の機会を提供。新たな知識で未来を切り開きましょう。 オンデマンド配信

【配信日】
2025年
9月11日(月)
【CPD発行期間】
2025年
9月11日(月)〜
10月10日(金)
8 点群データの解析結果を用いた
3次元空間情報基盤の更新(1)
3次元空間情報基盤で管理する地物の空間IDは、点群データを原典に整備されています。点群データは、デジタルツインの基盤ともいえるものです。本講義では、ソフトウェア「3D Point Studio」を用いて、G空間情報センター等で公開されている点群データを読込、可視化、編集する基本的な操作方法について解説します。 オンデマンド配信

【配信日】
2025年
10月20日(月)
【CPD発行期間】
2025年
10月20日(月)〜
11月19日(水)
9 点群データの解析結果を用いた
3次元空間情報基盤の更新(2)
ソフトウェア「3D Point Studio」のプラグイン拡張機能を用いて、点群データの差分抽出、地物抽出、領域データの作成、ボクセルへの変換等の操作方法について解説します。地物判読の技術を取り入れることで、データ分析の精度を向上させ、さまざまな分野での応用が可能になります。さらに、地物の位置と大きさを示す領域データを用いて、3次元空間情報基盤のデータを更新に関する知識を習得します。 オンデマンド配信

【配信日】
2025年
11月24日(月)
【CPD発行期間】
2025年
11月24日(月)〜
12月24日(水)
10 3次元空間情報基盤の
外部連携方法
3次元空間情報基盤のAPIを活用することで何ができるのかを理解することを目的とします。まず、3次元空間情報基盤が扱うデータの種類や搭載APIの概要を解説し、地方公共団体向けの利用例として道路構造物の点検結果の管理・共有や災害時の変状箇所抽出を紹介します。次に、企業向けには測量した点群データの管理・確認、ゲーム空間への応用、研究者向けにはデータの時系列管理・オープンデータ公開、個人向けには市民協働によるデジタルツイン構築など、多様なユースケースを紹介し、API活用の可能性を探ります。 オンデマンド配信

【配信日】
2025年
12月22日(月)
【CPD発行期間】
2025年
12月22日(月)〜
2016年
1月21日(水)
実践 11,12 3次元空間情報基盤の実践活用 3次元空間情報基盤を活用した実践を試行環境で体験し、計測機器で得た点群データを解析。API連携で関連情報の空間ID化を行い、産官交流を促進するアイデアソンで新たな発想を生み出しましょう。 対面
(アイデアソン
OR
ハッカソン)

【配信日】
関西・関東 2日ずつ
2026年
2月9日(月) PM
2月10日(火) PM
2月12日(木) PM
2月13日(金) PM
(変更の可能性が
あります)
【CPD発行期間】
2026年
2月9日(月)〜
1月21日(水)
13 3次元空間情報基盤の実践活用
~プログラミング開発実習~
試行環境として公開中のサーバを活用し、3次元空間情報基盤を扱うスキルを習得することを目的とします。講義の前半では、3次元空間情報基盤のAPI一覧とI/O仕様について学び、基本的なAPIを使用したデータ取得・アクセス方法を解説します。後半では、地物ごとの空間ボクセルと包含情報の抽出、点群データの差分検出、データの関連付け・登録方法を実践的に学びます。この講義を通じて、デジタルツインの活用や最新の3次元データ管理技術を実務に生かすスキルを習得しましょう。 対面
(アイデアソン
OR
ハッカソン)

【配信日】
(調整中です)
【CPD発行期間】
(調整中です)

カリキュラム・スケジュール

 オンデマンド配信で実施する座学講座は録画データとして配信されるため、業務等でリアルタイム参加が難しい方や、復習したい受講者にも対応可能です。また、一部の座学講義では標準的なスペックのパソコンが必要となるため、PC環境を確保できない受講者向けに、連携大学のPC教室を活用したハイブリッド開催も検討しています。

基礎編(2025年4月~8月)

 デジタルツインと3次元空間情報基盤の基礎から応用を学び、インフラメンテナンスへの実践的な活用方法を習得します。
座学では、デジタルツインの概念や最新動向、公共測量と点群データ計測、3次元空間情報の表現手法を学びます。インフラ管理やスマートシティ、i-Constructionなどの活用事例を通じ、データ駆動型社会における技術の重要性を理解します。測地系や空間ID、点群データの構造と解析、ボクセルデータの活用など、実務に直結する知識を深めます。
また、公共測量マニュアルやBIM/CIMの活用、データ管理のポイントを整理し、インフラ維持管理の課題解決に向けた応用力を養います。

応用編(2025年9月~2026年2月)

 対面で実施する実践講義は2時間40分を想定しており、最新の現地調査ツールを活用します。例えば、簡易計測機器TLS(Terrestrial Laser Scanner:地上設置型レーザースキャナ、BLK360等)や、計測機器を搭載した自動四足歩行ロボット(Unitree Go2等)を用いた実測を行い、空間ID・3次元空間情報基盤の計測から活用までの一連の流れを体験します。これにより、アイデアソン・ハッカソンに向けた議論の活性化を図ります。